この記事でわかること
eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)を初心者向けに徹底解説。特徴・コスト・新NISAでの活用法・購入手順まで具体的に紹介します。投資未経験の方でも安心して読める入門ガイドです。
「どのファンドを選べばいいか分からない」あなたへ
新NISAを始めようとしたとき、「どのファンドを買えばいいの?」と迷う方はとても多いです。その検索の中で必ずと言っていいほど名前が出てくるのが、eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)です。本記事では、このファンドの仕組み・コスト・メリット・注意点、そして新NISAでの具体的な活用手順を丁寧に解説します。
eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)とは?
eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)は、三菱UFJアセットマネジメントが運用するインデックスファンドです。「MSCI オール・カントリー・ワールド・インデックス(ACWI)」という指数に連動することを目指しており、先進国23カ国・新興国24カ国の合計約2,900銘柄(2024年時点・MSCI公表データによる)に分散投資できます。
一言でいえば、「世界中の優良企業の株を一本でまとめて買える投資信託」です。アメリカのApple・Microsoft、日本のトヨタ、インドのReliance Industriesなど、世界を代表する企業を一括して保有するイメージです。
「eMAXIS Slim」シリーズの特徴
「eMAXIS Slim」は業界最低水準の信託報酬を目指すと明示しているシリーズです(三菱UFJアセットマネジメント公式サイトより)。実際に全世界株式(オール・カントリー)の信託報酬は年率0.05775%(税込)と、業界でも最低水準の一つとされています。
100万円を1年保有した場合でも、かかるコストは約578円程度という計算になります(あくまで概算)。
なぜ初心者に人気なのか?3つの理由
① 一本で世界全体に分散できる
「卵を一つのカゴに盛るな」という投資格言があるように、分散投資はリスク管理の基本とされています。このファンド一本を保有するだけで、特定の国や企業に依存せず、世界経済全体の成長を取り込める仕組みになっています。初心者が複数ファンドを組み合わせる必要がなく、シンプルに管理できる点が支持される理由の一つです。
② コストが非常に低い
投資信託のコスト(信託報酬)は毎年じわじわと差し引かれるため、長期投資では積み重なると大きな差になります。年率0.05775%という水準は、アクティブファンドが年率1〜2%程度かかることと比較すると、非常に低コストと言われています。
長期・積立ではコストの低さが最終的なリターンに大きく影響すると一般的に言われています。
③ 純資産総額が巨大で安定感がある
2024年末時点で、このファンドの純資産総額は約6兆円超(運用会社の月次レポートより)に達しています。規模が大きいファンドは繰上償還(突然の運用終了)リスクが相対的に低く、安心して長期保有しやすいと言われています。
リスクと注意点も正直に確認しよう
もちろん、投資には元本割れのリスクがあります。世界全体に分散しているとはいえ、世界同時株安の局面(リーマンショック、コロナショックなど)では大きく下落することもあります。過去の実績は将来の成果を保証するものではありません。
また、このファンドは米国株の比率が約6割(2024年時点・MSCI公表データによる)を占めており、「全世界といってもアメリカ経済の影響を強く受ける」という点は理解しておく必要があります。為替リスク(円高になると外国資産の円換算評価額が下がる)も存在します。
これらのリスクを踏まえたうえで、長期・積立・分散を基本とした活用が一般的とされています。
新NISAでの具体的な活用手順
ステップ1:証券口座を開設する
eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)は、主要ネット証券(SBI証券・楽天証券・松井証券など)で購入できます。新NISAの「つみたて投資枠」対象ファンドにもなっており、非課税で積立投資できます。口座開設はオンラインで完結することが多く、本人確認書類(マイナンバーカードなど)を用意すれば数日〜1週間程度でできることが一般的です。
ステップ2:積立金額と頻度を設定する
新NISAのつみたて投資枠は年間120万円が上限です。月100円から積立できる証券会社もあり、まずは無理のない金額から始めることが大切です。一般的に月3,000円〜1万円程度から始める方が多いとされています。毎月一定額を自動的に購入する「定期積立」設定にすると、手間なく続けられます。
ステップ3:基本的には「買ったら待つ」
インデックスファンドの積立投資は、頻繁に売買するのではなく長期保有が基本とされています。相場が下がっても慌てて売らず、淡々と積み立て続けることで、時間を味方につける「ドルコスト平均法」の効果が期待できると言われています。
実践のコツ:継続するための3つのポイント
- 自動積立を設定して「ほったらかし」にする:毎月手動で購入するより、自動積立を設定する方が継続しやすいです。
- 短期の価格変動を気にしすぎない:日々の値動きを追いすぎると感情的な判断につながりやすいとされています。週・月単位でチェックする程度が一般的です。
- 生活費に影響しない範囲で積立額を決める:投資は余裕資金で行うことが基本です。緊急の出費に備えた生活費3〜6カ月分は現金で確保したうえで始めることが推奨されています。
まとめ
- eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)は、世界約2,900銘柄に分散投資できるインデックスファンド。
- 信託報酬は年率0.05775%(税込)と業界最低水準の一つ。
- 新NISAのつみたて投資枠で非課税積立が可能。
- 元本割れリスクや米国株偏重・為替リスクがある点は理解しておくことが重要。
- 「長期・積立・分散」を基本に、無理のない金額でコツコツ続けることが一般的な活用法。
よくある質問
Q: eMAXIS Slim 全世界株式とS&P500連動ファンドはどちらがいいですか?
A: どちらが優れているとは一概に言えません。S&P500はアメリカの大型株500社に集中投資するのに対し、全世界株式は世界全体に分散しています。「アメリカ経済の成長に集中したい」方はS&P500、「一本でより広い分散を取りたい」方は全世界株式を選ぶ方が多いとされています。どちらも新NISAのつみたて投資枠対象です。
Q: 毎月いくらから積立できますか?
A: 証券会社によって異なりますが、100円から積立できる会社もあります。一般的には月3,000円〜1万円程度から始める方が多いとされています。まずは家計に無理のない金額から始めることが大切です。
Q: 新NISAの「つみたて投資枠」と「成長投資枠」、どちらで買えますか?
A: 両方の枠で購入可能です。つみたて投資枠(年間120万円)は長期の積立・分散投資向けの対象ファンドに絞られており、eMAXIS Slim 全世界株式もその対象です。成長投資枠(年間240万円)でも購入できます。
Q: 途中で解約することはできますか?
A: 投資信託はいつでも解約(換金)できることが一般的です。ただし、解約時の基準価額によっては元本を下回る場合があります。また、新NISAで保有中に売却すると、その分の非課税枠は翌年以降に復活しますが、当年の枠への再利用はできません(2024年税制に基づく)。
Q: このファンドはいつ買い始めるのがベストですか?
A: 「投資を始めるベストタイミングは今日」という格言があるように、長期積立においては開始時期よりも継続期間の長さが重要とされています。相場の高い・低いを正確に見極めることは専門家でも難しいため、少額でも早めに始めて時間を味方につけることが一般的に推奨されています。
本記事はプロモーションを含みます。投資はリスクがあります。

