この記事でわかること
新NISAで月3万円を20年積み立てるとどうなる?年利3〜7%ごとのシミュレーション結果を表で比較。元本720万円が最大1,470万円超になる仕組みと、実際の手順・注意点まで解説します。
【結論】月3万円×20年の元本720万円は、年利5%で運用できた場合、約1,233万円になると試算されます。利益部分(約513万円)は新NISAなら非課税で受け取れるのが最大の魅力です。
この記事の結論
月3万×20年の元本720万円は年利5%で約1,233万円になると試算され、利益約513万円が新NISAで非課税になります。

手順の全体像
- 証券口座を開設
本人確認書類を用意し、ネット証券でNISA口座を申し込む(開設まで約1〜2週間)。 - ファンドを選ぶ
信託報酬0.2%以下のつみたて投資枠対象インデックスファンドを1本選ぶ。 - 月3万円の積立設定
金額30,000円・毎月・引落日を設定する(操作は5〜10分で完了)。 - 年1〜2回の確認
自動積立が続く間は、年1〜2回残高と運用状況を確認するだけでよい。
月3万円・20年の積立シミュレーション結果一覧
まず結果を表でまとめます。金融庁の「資産運用シミュレーター」(2026年時点)をもとに、年利3%・5%・7%の3パターンを試算した目安です。
| 年利(想定) | 元本(720万円) | 最終資産額(目安) | 利益額(目安) |
|---|---|---|---|
| 3% | 720万円 | 約985万円 | 約265万円 |
| 5% | 720万円 | 約1,233万円 | 約513万円 |
| 7% | 720万円 | 約1,559万円 | 約839万円 |
年利の違いで最終資産額は約600万円変わります。「どの年利を使えばいい?」という疑問は次の章で解説します。
「年利5%」はどこから来ているのか
金融庁は、長期・分散投資の過去実績として年率5%前後を例示しています(金融庁「NISA特設ウェブサイト」2026年時点の記載)。ただし、これはあくまで過去データに基づく目安です。
全世界株式インデックスファンド(例:eMAXIS Slim全世界株式)の設定来リターンは、商品によって年率5〜7%程度と報告されていますが、将来の利回りを保証するものではありません。
堅めに考えるなら年利3%、標準的に考えるなら年利5%を「試算の基準」にするのが一般的です。

複利の力:20年で利益が元本を超える理由
積立投資では「複利効果」が働きます。受け取った利益が再投資され、次の利益を生む仕組みです。
年利5%の場合、10年時点の資産額は約465万円(元本360万円)ですが、20年では約1,233万円になります。後半10年で資産が約2.6倍に膨らむのは、複利が本格的に機能し始めるためです。
- 1〜10年目:元本360万円 → 約465万円(増加分 約105万円)
- 11〜20年目:そこからさらに → 約1,233万円(増加分 約768万円)
前半より後半の増加幅が大きい点が、長期積立の本質的なメリットです。途中でやめてしまうと、最もおいしい後半の複利効果を逃すことになります。
新NISAで積み立てると何が変わるか
通常の課税口座で投資すると、利益に対して約20.315%の税金がかかります。年利5%・20年の場合、利益513万円に課税されると約104万円を納税することになります。
新NISAの「つみたて投資枠」を使うと、この利益513万円が丸ごと非課税になります。月3万円は年36万円の積立で、つみたて投資枠の年間上限120万円の範囲内に収まります。
| 項目 | 課税口座 | 新NISA(つみたて枠) |
|---|---|---|
| 利益への課税 | 約20.315% | 0%(非課税) |
| 年利5%・20年の手取り利益 | 約409万円 | 約513万円 |
| 非課税保有期間 | — | 無期限 |
| 年間投資上限 | 上限なし | 120万円(つみたて枠) |
非課税の恩恵は、利益が大きくなるほど(=長期投資ほど)効いてきます。月3万円・20年という長期計画は、新NISAとの相性が特に良いと言えます。

実際に始める手順:4ステップ
- 証券口座を開設する:ネット証券(例:松井証券・SBI証券・楽天証券)でNISA口座を申し込む。本人確認書類の提出が必要で、開設まで約1〜2週間かかるのが一般的です。
- 投資信託を選ぶ:つみたて投資枠の対象商品は金融庁が審査済みで約300本あります。コストの目安として、信託報酬が年0.2%以下のインデックスファンドが選ばれることが多いです。
- 月3万円の積立設定をする:証券会社のサイトまたはアプリで「積立金額:30,000円」「引落日」「積立頻度:毎月」を設定します。設定自体は5〜10分程度で完了します。
- 放置して定期確認する:毎月の自動引き落としで積立が継続されます。年に1〜2回、資産残高と運用状況を確認するだけで十分と言われています。
注意点と「月3万円」が向かない人
積立投資にはリスクがあります。次の点は正直に把握しておく必要があります。
- 元本割れの可能性がある:株式市場が大きく下落した年は資産が減ります。特に積立開始直後の暴落は元本回復に時間がかかります。
- 生活防衛資金を先に確保する:生活費の3〜6ヵ月分(一般的に60〜120万円前後)を普通預金に残してから投資に回すことが推奨されています。手元資金が不足した状態で月3万円の積立を始めると、急な出費で解約を余儀なくされるリスクがあります。
- 途中解約すると複利効果が失われる:20年の後半に複利が大きく効くため、15年目や18年目に解約すると期待リターンが大きく下がります。
- 高金利の借金がある人には不向き:消費者ローンやリボ払い(金利15〜18%程度)が残っている場合、投資リターンより返済優先の方が合理的と言われています。
まとめ:月3万円×20年で押さえるべき4点
- 元本720万円が、年利5%で運用できた場合は約1,233万円になると試算される(金融庁シミュレーターの目安)。
- 新NISAのつみたて投資枠を使えば、利益約513万円が非課税になる(課税口座との差は約104万円)。
- 複利は後半10年に集中して機能するため、途中解約は極力避けることが重要。
- 生活防衛資金の確保・高金利負債の返済を先に済ませてから始めるのが鉄則。
次の一歩:まず証券会社でNISA口座を開設し、信託報酬0.2%以下の全世界株式インデックスファンドを月3万円で積立設定するところから始めてみてください。
よくある質問
Q: 新NISAの月3万円は年間の上限枠に収まりますか?
A: 月3万円×12ヵ月=年36万円の積立は、つみたて投資枠の年間上限120万円の範囲内に収まります。成長投資枠(年240万円)と合わせた総枠1,800万円も、20年×月3万円(計720万円)なら大きく余裕があります。
Q: 途中で積立額を増やしたり減らしたりできますか?
A: ほとんどの証券会社では、積立金額の変更は翌月から反映できます。収入が増えた時期に月5万円に上げ、家計が苦しい時期に月1万円に下げるといった柔軟な運用が可能です。一時停止機能を持つ証券会社も多く、無理に解約する必要はありません。
Q: 20年後に一括で受け取れますか?売却のタイミングは?
A: 新NISAには「20年後に必ず売らなければならない」というルールはありません。非課税保有期間は無期限のため、相場が有利な時期まで保有し続けることも、必要な分だけ少しずつ売却することもできます。定年退職のタイミングに合わせて段階的に売却するプランが一般的です。
Q: 積立開始から何年目に増えているのが実感できますか?
A: 年利5%の場合、5年目の資産額は約204万円(元本180万円)と、実感しにくい増え方です。元本を明確に上回るのは7〜8年目あたりからが目安とされています。短期で効果を求めると焦りにつながるため、10年単位で見ることを前提に始めるのが向いている人向けの投資法です。
Q: 月3万円の積立でどの証券会社を選ぶべきですか?
A: 選ぶ基準として「①つみたて投資枠対応商品が豊富」「②100円から積立変更できる」「③口座管理料0円」の3点を確認するのが一般的です。松井証券・SBI証券・楽天証券はいずれもこの条件を満たしており、2026年時点で多くの初心者が選んでいます。クレジットカード積立でポイントが貯まる証券会社もあるため、メインカードとの相性で選ぶ方法もあります。
本記事はプロモーションを含みます。投資はリスクがあります。

