この記事でわかること
スマホの通信費を見直したいなら、まず料金プラン・格安SIM・Wi-Fi活用の3点確認を。総務省データも交えながら、今日から使える節約術を5つ具体的に解説します。

「毎月のスマホ代が高い…」その悩み、見直しで解決できるかもしれません
総務省の「電気通信サービスの契約数及びシェアに関する四半期データ(2024年)」によると、国内スマートフォンユーザーの月額通信費の平均は約7,000〜8,000円(端末代込み)とされています。一方、適切に見直しを行ったユーザーの多くが月額3,000〜4,000円台に抑えているという調査結果(MMD研究所調べ)も報告されています。
この記事では、通信費を削減するための具体的な方法を5つ、手順とともに解説します。
① 現在の料金プランを「見える化」する
まず取り組むべきは、今の料金内訳を正確に把握することです。キャリアの公式アプリやマイページにログインし、以下を確認しましょう。
- 基本プランの月額料金
- オプション(通話かけ放題・クラウドストレージなど)の料金
- 端末の分割払い残額と月額
- データ使用量の実績(直近3か月分)
「気づかず加入し続けているオプション」は見直しの大きな余地になります。特にキャリアショップで契約した際に同時申し込みしたオプションは、必要性を改めてチェックすることをおすすめします。解約手続きはアプリやWeb上から数分で完了するものがほとんどです。

② データ容量プランを実態に合わせる
「大容量プランに入っているが毎月余っている」というケースは珍しくありません。MMD研究所の2023年調査では、スマホユーザーの約40%が契約容量の半分以下しか利用していないと回答しています。
自宅・職場のWi-Fiを活用できる環境であれば、モバイルデータの月間使用量は3〜5GBに収まることも多く、無制限プランから中容量プランへの変更だけで月1,000〜3,000円程度の差が生まれる場合があります(各社プランにより異なります)。まず3か月分の実際の使用量を確認してからプランを選ぶと判断しやすくなります。
③ 格安SIM(MVNO)または格安ブランドへの乗り換えを検討する
大手3キャリア(docomo・au・SoftBank)のメインブランドから、サブブランド(ahamo・povo・LINEMO・UQ mobile・Y!mobileなど)や格安SIM(IIJmio・mineo・NUROモバイルなど)に乗り換えることで、通信費が大きく変わることがあります。
たとえば、IIJmioの「ギガプラン」では月2GBが約850円〜(2024年時点・税込)から提供されており、大手キャリアの同容量帯プランと比較すると月2,000〜4,000円の差が出るケースもあります(条件・時期により変動します)。
乗り換え時の主な注意点は以下のとおりです。
- MNP(番号ポータビリティ)を使えば電話番号はそのまま引き継げます
- キャリアメール(@docomo.ne.jpなど)は原則として使えなくなります(有料で継続できるケースあり)
- 通信品質は事業者・エリア・時間帯によって差があります。可能であれば試用期間のある事業者を選ぶと安心です
- 端末がSIMロック解除済みかどうかを事前に確認しましょう(2021年10月以降に購入した端末は原則SIMロックなし)

④ 自宅Wi-Fiとの組み合わせを最適化する
自宅にWi-Fi環境がある場合、モバイルデータを自宅ではほぼ使わない設定にするだけで、より小容量・低価格のプランで十分まかなえることがあります。
逆に「モバイルWi-Fiルーター(ポケットWi-Fi)をスマホとは別に契約している」という方は、そちらを解約してスマホ1枚に統合する選択肢も検討できます。2枚分の固定費が1枚に集約されるため、トータルで節約になるケースがあります。
⑤ 家族まとめて見直す「セット割引」を活用する
家族複数回線をまとめて同一キャリアまたはグループサービスで契約することで、1回線あたり500〜1,000円程度割引が適用される「家族割」を多くのキャリアが提供しています。また、自宅の光回線とのセット割(「ドコモ光セット割」「auスマートバリュー」など)を組み合わせると、スマホ代と光回線費の両方が割引になる場合があります。
ただし、セット割はキャリアを乗り換えると解除されることもあるため、格安SIMへの変更と比較してどちらが安いかをシミュレーションしてから判断することをおすすめします。各社の公式Webサイトで無料の料金シミュレーターが用意されています。
実践のコツ:段階的に見直して「失敗リスク」を下げる
一度にすべてを変えようとすると混乱しやすくなります。以下の順序で段階的に取り組むと、リスクを抑えながら節約効果を高めやすくなります。
- まず不要なオプションを解約する(今すぐできる・リスクほぼゼロ)
- 次に3か月分のデータ使用量を記録し、最適プランを把握する
- プランダウングレードを試す(大手キャリア内での変更は比較的簡単)
- 問題なければ、格安SIM・サブブランドへの乗り換えを検討する
乗り換えに不安がある場合は、MNPの予約番号を取得した後、解約前に新しいSIMで通話・通信が正常に動作するか確認する「MNP転入後の動作確認」を忘れずに行いましょう。
まとめ
- まず今の料金内訳とデータ使用量を「見える化」することが第一歩
- 不要なオプションの解約は最もリスクが低く、即効性がある
- データ容量を実態に合わせるだけで月1,000〜3,000円削減できる可能性がある
- 格安SIM・サブブランドへの乗り換えは最大4,000円以上の削減も見込めるが、事前の通信品質確認が重要
- 家族セット割・光回線セット割は乗り換え前にトータルコストを比較する
- 段階的に進めることでリスクを下げながら節約効果を得やすい
よくある質問
Q: 格安SIMに乗り換えると電話番号は変わりますか?
A: MNP(モバイルナンバーポータビリティ)という制度を利用すれば、現在の電話番号をそのまま引き継いで乗り換えることができます。MNP予約番号を現在のキャリアから取得し、新しい事業者に提出する手順が必要です。手続きはWeb上で完結できる事業者がほとんどです。
Q: 格安SIMは通話品質や通信速度が落ちますか?
A: 格安SIM(MVNO)は大手キャリアの回線を借りて提供しているため、エリア自体は大手とほぼ同等です。ただし、昼休みや夕方などの混雑時間帯に速度が落ちるケースがあるという報告もあります。品質が気になる場合は、大手キャリアのサブブランド(ahamo・UQ mobile・Y!mobileなど)は比較的安定しているとされています。
Q: 今の端末(スマホ本体)はそのまま使えますか?
A: 2021年10月以降に購入した端末は原則としてSIMロックがかかっておらず、そのまま使えるケースがほとんどです。それ以前の端末は、キャリアのアプリやWebページからSIMロック解除の手続きが必要な場合があります(多くのケースで無料で対応可)。購入したキャリアのサポートページで確認できます。
Q: 格安SIMにするとキャリアメールは使えなくなりますか?
A: 原則として、乗り換え後は元のキャリアメール(@docomo.ne.jpなど)は利用できなくなります。ただし、各キャリアが有料のメールアドレス持続サービスを提供している場合があります。乗り換え前にGmailなどの無料メールサービスへの移行を検討しておくとスムーズです。
Q: 乗り換えにかかる費用はどれくらいですか?
A: 多くの格安SIM事業者では、MNP転入時のSIM発行手数料が無料〜数百円程度となっています(事業者・キャンペーンにより異なります)。現在のキャリアの契約状況によっては「解約違約金」が発生する場合もありますが、総務省の規制により2019年以降は上限1,000円(税込)とされています。現在の契約内容を事前に確認しておくと安心です。
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