この記事でわかること
格安SIMへの乗り換えでスマホ代を月3,000〜8,000円削減できます。MNP手続きから開通まで、初心者でも迷わない手順を具体的な数字とともにわかりやすく解説します。

大手キャリアのまま払い続けると年間で最大9万円の損
「スマホ代が高いとは思いつつ、乗り換えが面倒で放置している」という方は多いのではないでしょうか。総務省の調査(令和5年版情報通信白書)によると、大手キャリア(docomo・au・SoftBank)の平均月額スマホ料金は約8,000〜10,000円。
一方、格安SIM(MVNO)の平均月額は約1,500〜3,000円です。その差は月最大8,000円、年間最大9.6万円。この記事では、格安SIMへの乗り換え手順を初心者でもわかるよう、ステップごとに解説します。
格安SIMと大手キャリアの料金比較
まず現状を数字で整理します。下記は代表的なプランの比較です(各社公式サイトおよびサービス内容をもとに編集部が作成、2024年時点の情報)。
- docomo ギガライト(3GB):月額4,565円〜
- au ピタットプラン(3GB):月額4,928円〜
- ごえんモバイル(5GB):月額1,078円〜(通話オプションは別途)
仮にdocomoから5GBプランの格安SIMに乗り換えると、月約3,500〜4,000円の削減、年間で4.2〜4.8万円の節約になります。2人家族なら年間9万円超の削減も現実的です。

乗り換え前に確認すべき3つのポイント
① 現在の契約縛り・違約金を確認する
2022年以降、大手3社の2年縛り違約金は原則1,000円以下に引き下げられています(総務省ガイドラインに基づく各社対応)。大半の方はほぼコストなしで解約できます。念のためマイページまたは各社サポートで確認を。
② SIMロック解除が必要かチェックする
2021年10月以降に購入した端末は、法令によりSIMロックがかかっていません。それ以前に購入した端末はキャリアのマイページから無料でSIMロック解除が可能です。解除しないと格安SIMのSIMカードが使えないため、必ず確認してください。
③ 回線品質と対応エリアを確認する
格安SIMはdocomo・au・SoftBankの回線を借りて提供しています。自分がよく使うエリアをサービスの公式サイトのエリアマップで確認しましょう。特に地方や山間部では大手回線直の方が安定する場合があります。
格安SIMへの乗り換え手順(5ステップ)
STEP1|MNP予約番号を取得する
現在のキャリアで「MNP(携帯電話番号ポータビリティ)」の予約番号を発行します。有効期限は15日間なので、乗り換え先の申し込みと日程を合わせてから取得するのがコツです。取得方法はWeb・電話・店頭の3通りありますが、Webが最も早く、5〜10分で完了します。
STEP2|乗り換え先を選んで申し込む
申し込みに必要なものは次の4点です。
- MNP予約番号(STEP1で取得)
- 本人確認書類(運転免許証またはマイナンバーカードの写真)
- 支払い用クレジットカード
- メールアドレス
申し込みはすべてWebで完結します。最短10〜15分で手続きが終わり、SIMカードは2〜5営業日で郵送されてきます。
STEP3|SIMカードが届いたら開通手続きをする
同封の案内または公式サイトの「開通手続きページ」にアクセスし、MNP転入の開通操作を行います。操作後、旧キャリアの回線が切れ新回線に切り替わります。開通操作は日中(9時〜20時)に行うのが推奨されています(深夜は開通センターが対応していないサービスあり)。
STEP4|APN設定をする
SIMカードを差し替えたあと、スマホのインターネット接続設定(APN設定)を行います。iPhoneはプロファイルをダウンロードするだけ。Androidは「設定→モバイルネットワーク→APN」に各社指定の値を入力します。公式サイトにコピペできる設定値が掲載されているため、難しくはありません。
STEP5|旧キャリアのメールアドレスを移行・代替確保する
@docomo.ne.jpなどのキャリアメールは解約後に使えなくなります。乗り換え前にGmailなどのフリーメールに連絡先を移行し、銀行・ショッピングサイトに登録しているメールアドレスを変更しておきましょう。この手順を忘れると各サービスのログインに支障が出るため、乗り換え前日までに対応を。

節約効果をさらに高める実践のコツ
- Wi-Fiを積極的に活用する:自宅・職場のWi-Fiに接続する習慣をつけるだけで、必要データ量が3GB以下に収まるケースが多く、最安プランで十分になります。
- 家族まとめて乗り換える:2人で乗り換えると節約効果が2倍。家族割や複数回線割引を提供しているMVNOも多いため、さらにお得になります。
- キャンペーン時期を狙う:新生活シーズン(2〜4月)はSIM料金無料・初期費用無料などのキャンペーンが集中します。この時期の乗り換えで初期費用3,000円前後も節約できます。
まとめ:乗り換えのポイントを整理
- 大手キャリアと格安SIMの差は月3,000〜8,000円、年間最大9万円超
- 乗り換え前に「違約金・SIMロック・エリア」の3点を確認する
- MNP予約番号の取得→申し込み→SIM受け取り→開通→APN設定の5ステップで完了
- キャリアメールの移行を忘れずに
- 家族まとめて乗り換えると節約効果が倍増
よくある質問
Q: 格安SIMに乗り換えると電話がつながりにくくなりますか?
A: 格安SIMは大手キャリアの回線を利用しているため、エリア自体はほぼ同等です。ただし昼休みや通勤ラッシュ時など混雑する時間帯は通信速度が落ちる場合があります。動画視聴を頻繁に行う方は、通信品質の評判を口コミサイト等で確認してから選ぶと安心です。
Q: 乗り換え中にスマホが使えない時間はありますか?
A: MNP転入の開通操作を行った直後から旧キャリアが切断され、新回線に切り替わるまで最大数分間、通話・データ通信ができない時間が発生します。重要な連絡がある場合は、夜間など業務時間外に手続きを行うと安心です(ただし開通操作自体は日中推奨)。
Q: 今使っているスマホをそのまま使えますか?
A: 2021年10月以降に購入した端末はSIMロックがかかっていないため、そのまま使えます。それ以前の端末はSIMロック解除が必要ですが、各社マイページから無料で手続きできます。また、乗り換え先の動作確認端末リストで自分の機種が対応しているかも確認しましょう。
Q: 格安SIMに乗り換えると、LINEやPayPayは使えますか?
A: 問題なく使えます。LINEは電話番号でアカウントを引き継げるため、乗り換え前にバックアップを取っておけばトーク履歴も含めて移行可能です。PayPayなどのスマホ決済も同様に、アプリのアカウントは電話番号やメールアドレスで管理されているため継続利用できます。
Q: 格安SIMは通話料が高いと聞きましたが本当ですか?
A: 格安SIMの通話料は一般的に22円/30秒(大手キャリアと同水準)ですが、「5分かけ放題(月550円程度)」「完全かけ放題(月1,100〜1,650円程度)」などのオプションを追加することで通話コストを抑えられます。
また、LINEやLINE電話を活用すれば、通話料ゼロも実現可能です(通話品質はWi-Fi環境に依存します)。
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