この記事でわかること
ふるさと納税のワンストップ特例制度を初めて使う人向けに、申請書の入手・記入・郵送まで5ステップで解説。期限は翌年1月10日必着、必要書類は2種類。書類不備による失効を防ぐチェックリスト付き。

手順の全体像
- 申請書を入手
さとふるのマイページまたは自治体サイトからPDFをダウンロードする。 - 申請書に記入
氏名・住所・マイナンバー12桁・生年月日を黒ボールペンで記入する。 - 本人確認書類をコピー
マイナンバーカード表裏のコピー1枚、またはマイナンバー通知カード+身分証の2枚を用意する。 - 自治体ごとに郵送
寄付した自治体の「ふるさと納税担当」宛に1通ずつ送る(まとめ送り不可)。 - 1月10日必着で届ける
年末の郵便混雑を考慮して12月25日までに投函するのが目安。
ワンストップ特例とは何か:確定申告との違い
ふるさと納税の税控除を受ける方法は2つある。
①確定申告と②ワンストップ特例だ。
この記事の結論
申請書+本人確認書類を翌年1月10日必着で自治体に郵送するだけ。確定申告は不要(年間5自治体以内・給与所得者限定)。
| 比較項目 | ワンストップ特例 | 確定申告 |
|---|---|---|
| 手続き先 | 寄付した自治体(郵送) | 税務署(オンライン可) |
| 期限 | 翌年1月10日必着 | 翌年3月15日 |
| 控除の反映先 | 住民税のみ | 所得税+住民税の両方 |
| 対象者 | 給与所得者など確定申告不要な人 | 全員利用可 |
| 寄付先の上限 | 年間5自治体以内 | 上限なし |
| 手間 | 書類2種類を郵送するだけ | マイナポータルや書類が必要 |
ワンストップ特例は確定申告不要の給与所得者向けの簡易手続きだ。ただし年間の寄付先が6自治体以上になると利用できない(総務省の制度説明による)。
ワンストップ特例を使える人・使えない人
以下のすべてに該当する人が対象だ。
- 給与所得者で、ふるさと納税以外の理由で確定申告をしない
- 2026年1月1日〜12月31日の寄付先が合計5自治体以内
- 各自治体への申請書を翌年1月10日までに郵送できる
一方、次のいずれかに当てはまる人はワンストップ特例を使えない。
- 医療費控除・住宅ローン控除(初年度)などで確定申告をする予定がある
- 2,000万円超の給与所得者
- 副業の雑所得が年20万円超
- 年の途中で退職して年末調整を受けていない
確定申告をする予定が後から発生した場合は、申請書を出していてもワンストップ特例の効力が消える。その場合は確定申告でふるさと納税分も申告し直す必要がある。

必要書類は2種類だけ
用意するものは以下の2点のみだ。
- 寄附金税額控除に係る申告特例申請書(各自治体が用意)
- 本人確認書類(マイナンバーが確認できるもの)
本人確認書類の組み合わせ
| パターン | 必要書類 | コピー枚数 |
|---|---|---|
| ①マイナンバーカードあり | マイナンバーカードの表裏コピー1枚 | 1枚 |
| ②通知カード+身分証 | 通知カードのコピー+運転免許証などのコピー | 2枚 |
| ③番号記載の住民票+身分証 | マイナンバー記載の住民票+運転免許証などのコピー | 2枚 |
①が最も簡単だ。マイナンバーカードを持っていれば1枚のコピーで済む。
申請の5ステップ:具体的なやり方
-
申請書を入手する
さとふる・楽天ふるさと納税などの寄付サイトか、各自治体の窓口・Webサイトで入手できる。さとふるでは寄付完了後にマイページから申請書をPDFでダウンロードまたは郵送請求ができる(2026年時点)。 -
申請書に記入する
氏名・住所・マイナンバー(12桁)・生年月日・電話番号を黒ボールペンで記入する。押印欄がある場合はシャチハタ不可の場合があるため事前に自治体の書式を確認する。 -
本人確認書類をコピーする
A4サイズのコピーで問題ない。カラーコピーが望ましいが白黒でも多くの自治体で受理される(不安なら寄付先に確認)。 -
封筒に入れて郵送する
申請書1枚+本人確認書類を同封し、普通郵便(84円)でOK。追跡したい場合は簡易書留(370円前後)も選択肢になる。宛先は各自治体の「ふるさと納税担当係」だ。 -
翌年1月10日必着で届ける
2026年中に寄付した分は、2027年1月10日(日曜の場合は翌平日)必着が期限だ。12月下旬の郵便は混雑するため、遅くとも12月28日には投函するのが目安となる。

期限と申請先の正確な理解
申請書は寄付した自治体ごとに1通ずつ送る必要がある。
3自治体に寄付したなら、3枚の申請書を3か所へ別々に郵送する。「まとめて1か所」への提出は不可だ。
また期限は「発送」ではなく「必着」であることに注意。元日を挟む年末年始は配達が遅れる場合がある。安全を見て12月25日までの投函を推奨する。
電子申請(オンライン申請)も選択肢
さとふるをはじめ一部のポータルサイトでは、自治体が対応している場合に限り、マイナンバーカードを使ったオンライン申請が可能だ(2026年時点・自治体によって対応状況が異なる)。オンライン申請の場合も期限は同じく翌年1月10日。郵送の手間を省きたい人は寄付前に対応状況を確認するとよい。
よくある失敗と防止チェックリスト
申請書の不備で控除が受けられないケースが毎年発生している。郵送前に以下を確認しよう。
- ☑ マイナンバー(12桁の個人番号)を正確に記入したか
- ☑ 住所が住民票の住所と一致しているか(引越し後の場合は特に注意)
- ☑ 本人確認書類のコピーを同封したか
- ☑ 封筒の宛先が正しい自治体のふるさと納税担当宛か
- ☑ 期限(翌年1月10日必着)に間に合う日程で投函するか
- ☑ 後から確定申告の予定が生じていないか
引越しをした場合は特に注意が必要だ。住所変更があった場合は「申告特例申請事項変更届出書」を自治体に提出しないと控除が正しく適用されない。
まとめ:ワンストップ特例のポイント一覧
- 対象:給与所得者で確定申告不要・年間5自治体以内の寄付
- 必要書類:申請書1通+本人確認書類のコピー(自治体ごとに送る)
- 期限:寄付翌年の1月10日必着(2026年分は2027年1月10日)
- 安全な投函目安:12月25日までに郵送
- オンライン申請:さとふる等の対応自治体ではマイナカードで手続き可
- 注意:後から確定申告する場合はワンストップ特例の効力が消える
次の一歩は、寄付先のポータルサイトにログインして申請書PDFをダウンロードすることだ。さとふるならマイページの「申請書発行」から30秒で取得できる(2026年時点)。
よくある質問
Q: ワンストップ特例の申請書はどこで入手できますか?
A: さとふる・楽天ふるさと納税など寄付したポータルサイトのマイページ、または各自治体のWebサイトからPDFでダウンロードできます。一部の自治体では寄付完了後に自動郵送されるケースもあります(自治体によって異なります)。
Q: 期限を過ぎてしまった場合はどうすればよいですか?
A: 翌年1月10日の必着期限を過ぎた場合、ワンストップ特例は使えません。翌年3月15日までに確定申告(e-Tax可)でふるさと納税分を申告すれば、所得税と住民税の両方から控除を受けられます。控除額の合計は同じになります(年収や家族構成等の条件あり)。
Q: 5自治体を超えて寄付してしまった場合は?
A: 6自治体以上に寄付した年は、ワンストップ特例は一切使えません。すべての寄付についてまとめて確定申告で控除申請が必要です。申告書には各自治体から届く「寄附金受領証明書」が必要なので、大切に保管してください。
Q: 申請書を送った後に引越しした場合は手続きが必要ですか?
A: 申請書提出後に住所変更があった場合は、「申告特例申請事項変更届出書」を変更前に申請書を送った各自治体に提出する必要があります。提出しないと住民税の控除が正しく処理されない可能性があります。翌年1月1日時点の住所地の市区町村に住民税が課税されるため、引越し時期も確認してください。
Q: ワンストップ特例と確定申告、どちらが得ですか?
A: 控除の合計額は原則として同じです(年収・家族構成等の条件あり)。ワンストップ特例は確定申告の手間がない分、給与所得者には手軽です。ただし医療費控除などで確定申告が必要になった年は、ふるさと納税分も確定申告にまとめて申告したほうが確実です。
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